MACRO REVIEW
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濃縮海水―海水系吸収式ヒートポンプを利用する海水淡水化システムと二酸化炭素排出量削減効果
木下 幹夫
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2000 年 12 巻 1 号 p. 25-36

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抄録
二酸化炭素排出を伴わない自然エネルギー利用の海水淡水化システムとして濃縮海水―海水系吸収式ヒートポンプを利用する脱塩システムを、乾燥地域用の水源として提案する。この吸収式ヒートポンプはリサイクル可能な資源、特に、従来廃棄物として捨てられている紙やプラスチックから構成可能である。このシステムの基本動作特性を評価するために開発された計算方法に基づき、乾燥地域で構築可能なシステムの概要を検討した。そして、二酸化炭素排出量削減効果、沙漠緑化の可能性を検討した。
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© 日本マクロエンジニアリング学会
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