MACRO REVIEW
Online ISSN : 1884-2496
Print ISSN : 0915-0560
ISSN-L : 0915-0560
ゴミからのエネルギー供給システムに関する考察
RDFコジェネレーションの導入可能性評価
八木田 浩史玄地 裕近藤 康彦匂坂 正幸稲葉 敦
著者情報
ジャーナル フリー

2000 年 13 巻 1 号 p. 43-50

詳細
抄録

都市におけるゴミのエネルギー利用技術の評価を目的に、最適化型エネルギーモデルとしてROSE(Refuse Option for Supplying Energy)モデルを開発し、ゴミ発電、ゴミコジェネレーション、RDFコジェネレーションについて、将来の導入可能性を検討した。 ゴミエネルギーシステムで発電された電力が各地区毎に独立して供給される場合はRDFコジェネレーションが、ゴミエネルギーシステムで発電された電力が全地区に供給可能とした場合はゴミ発電が、それぞれ優先的に導入される。CO2排出量に制約を課すことによりRDFコジェネレーションの導入比率が増加する。 RDFを用いたコジェネレーション及びゴミ発電を含むゴミエネルギーシステムを導入することにより、エネルギーシステムコストの増加を伴うことなく、対象地域におけるエネルギー供給およびCO2排出が削減出来る可能性が示された。

著者関連情報
© 日本マクロエンジニアリング学会
前の記事 次の記事
feedback
Top