MACRO REVIEW
Online ISSN : 1884-2496
Print ISSN : 0915-0560
ISSN-L : 0915-0560
IT化の進展に伴う情報配信に関わるCO2排出量の変化可能性の評価
ネット配信型新聞についてのケーススタディー
八木田 浩史田原 聖隆玄地 裕稲葉 敦松野 泰也
著者情報
ジャーナル フリー

2002 年 15 巻 1 号 p. 9-18

詳細
抄録

新聞という情報配信に起因するCO2排出量について、従来の印刷物を配達する方式と情報をネット配信する方式をL,CA的手法により比較した。ネット配信型新聞において情報の印刷枚数がA4用紙17枚(新聞4.8頁相当)以下であれば、ネット配信型の方が印刷物配布型よりCO2排出量が小さい。閲覧時間については、印刷を行わない場合、デスクトップPCで閲覧時間が1日あたり1.3時間以下、ノートPCで閲覧時間が1日あたり1.7時間以下であればネット配信型の方が印刷物配布型よりもCO2排出量が小さい。

著者関連情報
© 日本マクロエンジニアリング学会
前の記事 次の記事
feedback
Top