(株)三井物産貿易経済研究所
1993 年 6 巻 1 号 p. 39-43,77
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80年代を通して2%近く全国平均を上回る形で推移して来た東京都の実質成長率が90年度,10年ぶりに全国平均を下回った。この息切れをバブル崩壊後の一時的な失速と見ることは正しくない。一極集中経済体制を引っ張って来た高性能エンジン東京経済と,その一方的依存関係において連鎖する地方経済との「疲弊のサイクル」に目を向けるべきである。"廃県置州"はこのサイクルから東京経済を解き放つものであり,21世紀に向けた日本経済発展の新たな舞台づくりを用意するものである。
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