抄録
AMTEX'74期間に沖縄本島の辺土名,多良間島,宮古島の3地点で海面フラックスを渦相関法とスペクトル密度法の2つの方法でもとめた.
このフックスからバルク輸送係数をもとめてみると,(高度10mに対する中立の場合に換算すると)抵抗係数は風速と共に増加し風速が15m/s附近で2×10-3の値になる.これに対して熱と水蒸気の輸送係数は風速が4~15mlsの範囲でほぼ一定の1.5×10-3の値である.
2月23日から28日の寒波時に多良間島と宮古島で得られた海面フラックスは,顕熱が11mw•cm-2(226ly/d),蒸発の潜熱が55mw•cm-2(11301y/d)である.ボーエン比は0.20となるが,これは水温21°Cの場合に対するPriestleyとTaylor(1972)の結果に一致している.