気象集誌. 第2輯
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アッディング法を用いて計算した不均質オゾン大気で反射した放射線におけるエアゾールの影響について
高島 勉
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1975 年 53 巻 2 号 p. 161-167

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抄録
オゾンとエアゾールを含んだ不均質惑星大気からの乱反射した放射線を波長0.30,0.32そして0.34ミクロンでアッディング法を用いて計算する.Deirmendjianによる変形ガンマ函数をエアゾール粒子分布として用いる.大気成分の光学的厚さと鉛直分布の値は,Eltermanの表を用いる.計算結果は,(1)オゾンによる吸収が強い0.30ミクロンでは,上から出てくる放射線の強度は,観測点の天底角がおよそ60度以内では,エアゾールのため高々10パーセント増加する.(2)オゾンによる吸収が無視出来る0.34ミクロンでは,約20パーセント射線の強度はRayleighとオゾンの混合大気のそれに比べて,エアゾールを考慮に入れた場合増加するが,0.34ミクロンの方が0.30ミクロンよりもより一層増加する.(3)エアゾールの屈折率が1.50の乱反射放射線の強度は1.35の場合より高い.
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© 社団法人 日本気象学会
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