1982 年 60 巻 6 号 p. 1238-1248
衛星から遠隔測定によって得られる海面温度の精度と使用するチャネルの数との関係を調べた。それによると精度はチャネル数とともに向上し,晴天放射の精度,初期値の精度,大気の透過率などとともに変化する。
海面温度のための客観解析の方法が開発され,気象衛星センターにおいてNOAA-6気象衛星からルーチン的に得られている海面温度に応用された。結果はブイや船のデータ及び米国大気海洋庁のいわゆるGOSSTCOMP等と比較された。本結果の船による観測との平均2乗誤差は0.8度くらいである。