気象集誌. 第2輯
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光散乱測定による,大気中および海洋中の浮遊粒子の複素屈折率と粒径分布の同時決定
田中 正之中島 映至高村 民雄
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1982 年 60 巻 6 号 p. 1259-1272

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抄録

光散乱測定によって,エアロゾルやハイドロゾルの複素屈折率と粒径分布を評価するために,インバージョン法とライブラリー•法を同時に使うデータ解析法を提案する。詳細な数値実験の結果,この方法を散乱面に水平および垂直な散乱光の偏光成分の測定に適用すると,複素屈折率と粒径分布の真値を良く推定できることが明らかになった。

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© 社団法人 日本気象学会
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