日本健康・栄養システム学会誌
Online ISSN : 2758-3309
Print ISSN : 2432-3438
介護保険施設における認知症高齢者の 食事中の徴候・症状に対する栄養ケアの有効性
田中 和美 高田 健人大矢 未帆子杉山 みち子川久保 清
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2013 年 13 巻 2 号 p. 16-24

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抄録
 本研究では,介護保険施設入所者の栄養ケア・マネジメント( Nutrition Care and Management: 以下NCM )において,認知症高齢者の食事中の徴候・症状別に対する栄養ケアの有効性を検証することを 目的にした。11 項目の認知症高齢者の食事中の徴候・症状に対するNCM を行った介入群108 名と,通常の NCM を行った対照群36 名のBMI ,食事摂取量(主食,副菜,全体の喫食%),認知症高齢者の食事中の徴候・ 症状の頻度( 5段階)を1 か月毎に3 か月間モニタリングを実施し,有効性を検証した。 介入群の【拒食】【傾眠】【徘徊・多動】の頻度は,3 か月後に軽減が見られた。介入群の食事摂取量は,全体, 主食,副菜ともに,3 か月の全期間にわたって増大がみられ,特に介入後1 か月後に増大がみられた。BMI は1 カ月後に増大がみられた。対照群では,認知症高齢者の食事中の徴候・症状の頻度の軽減は見られず, 食事摂取量も増加しなかった。 以上の結果から栄養ケアの介入は,一部の認知症高齢者の食事中の徴候・症状の頻度の軽減と,認知症高 齢者の低栄養状態の改善に有効であることが明らかになった。 キーワード:認知症高齢者の食事中の徴候・症状,低栄養状態,介入研究,栄養ケア・マネジメント,介護保険 施設入居者
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© 2013 一般社団法人日本健康・栄養システム学会
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