Journal of Neuroendovascular Therapy
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テクニカルノート
左総頚動脈ステント留置術におけるガイディングシース保持のためのGooseNeck Snareの使用
見崎 孝一内山 尚之毛利 正直福井 一生南部 育林 裕濱田 潤一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2012 年 6 巻 1 号 p. 56-60

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抄録
【目的】左総頚動脈(CCA)狭窄症に対するステント留置術の際にガイディングシースの保持を右上腕動脈経由のGooseNeck Snareで行った症例を報告する.【症例】70歳,男性.一過性の右片麻痺で発見された症候性左CCA狭窄症に対してステント留置術を行った.狭窄病変とCCA起始部の距離が短いためガイディングシースを十分遠位まで挿入できなかった.そのため右上腕動脈経由のGooseNeck Snareでガイディングシースを保持してステント留置術を施行し得た.【結論】上腕動脈経由のGooseNeck Snareによる左CCAのガイディングシースの保持は有用であった.
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© 2012 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

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