Journal of Neuroendovascular Therapy
Online ISSN : 2186-2494
Print ISSN : 1882-4072
ISSN-L : 1882-4072

この記事には本公開記事があります。本公開記事を参照してください。
引用する場合も本公開記事を引用してください。

Penumbra coil を回収する際に留置後のNeuroform ステントが滑落した内頚動脈瘤の1 例
南 浩昭垣田 寛人松本 洋明櫻井 靖夫増田 敦富永 正吾宮地 勝弥山浦 生也吉田 泰久
著者情報
ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: jnet.cr.2015-0022

この記事には本公開記事があります。
詳細
抄録
要旨: 【目的】頭蓋内ステントは広頚の動脈瘤に対する塞栓術において有用であるが,滑落すれば危機的な状況となる可能性がある.われわれは脳動脈瘤塞栓術中に留置後のNeuroform の滑落を来し,回収し得た左内頚動脈瘤の1 例を経験したので報告する. 症例は79 歳男性. 未破裂内頚- 後交通動脈分岐部動脈瘤に対してstent-assisted coil embolization を施行した.術中コイルとステントが絡まり近位内頚動脈内に滑落したがGooseneck snear によりステントは回収可能となった.【結論】コイルは留置後のステントに絡む可能性がある.その回収には十分注意を払い,二次的な合併症を生じさせないことが重要である.
著者関連情報
© 2015 特定非営利活動法人 日本脳神経血管内治療学会

This article is licensed under a Creative Commons [Attribution-NonCommercial-NoDerivatives 4.0 International] license.
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/
feedback
Top