2018 年 67 巻 2 号 p. 144-149
インターネットの普及から始まった情報化社会の到来とともに,保健・公衆衛生分野においても様々な情報化の取り組みが行われている.人工知能(AI),大規模データ,IoT(Internet of Things)からブロックチェーン技術まで,様々な利用方法が検討され,保健医療分野で期待されている.自治体における情報化では地理情報システムの活用も重要である.エストニアでは電子国家の導入で効率化とともにデータ活用が進んでいる.
一方で,平成29年の改正個人情報保護法の改正に関連して,医療研究における個人情報保護の取り扱いが厳しくなってきているように見え,次世代医療基盤法など,これらのデータを使用する体制が模索されている.
科学的根拠に基づいた保健医療政策を行うためには,最新の情報技術を駆使して情報を解釈する必要がある.