国際親善総合病院 救急部 [日本]
2015 年 1 巻 1 号 p. 17-22
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高齢者は顔面を強打すると顔が腫れて摂食困難となり,口に分泌物が溜まって肺炎を起こしやすくなる。治打撲一方は300年以上前に創方された漢方薬であるが,本研究では,転倒して顔面を打撲した75歳以上の高齢者47名に本剤7.5 g/日を3~5日間投与し,デジタルカメラ写真で腫脹の経過を評価した。その結果,42名で腫脹を予防でき,副作用は軟便2名,発疹1名だった。治打撲一方は,高齢者における顔面打撲後の腫脹予防に有効かつ安全な治療薬と思われた。
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