科学技術社会論研究
Online ISSN : 2433-7439
Print ISSN : 1347-5843
短報
人工知能社会のあるべき姿を求めて
人工知能・ロボットについて語る参加型対話イベント実施報告概要
江間 有沙
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2018 年 16 巻 p. 142-146

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抄録

 人工知能(AI)やロボットなどは,私たちの生活や職場に浸透しています.

 人工知能やロボットで生活や働き方が良くなる,あるいは悪くなるという「技術決定論」的な捉え方ではなく,新しいものが入ってきたときにこそ,今までの生活,仕事の在り方や制度,人間関係などを見直す機会となるはずです.

 現在,国内外で人工知能やロボット技術の開発原則や私たちの社会への影響や可能性の議論が行われています.しかし,私たちの生活や仕事に深く関係している技術だからこそ,専門家や有識者だけではなく,私たち一人一人が今後どのような社会を作っていきたいのか,あるいはどのような生活や仕事に価値を置いているかを共有する機会が必要です.

 本イベントは簡単には答えの出ない,これからの人工知能/ロボットと人間・社会・環境について考え,発信するための対話型ワークショップです.

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© 2018 科学技術社会論学会
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