日本神経回路学会誌
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解説
マウス味蕾の細胞型依存性から考える味情報処理
立野 勝巳大坪 義孝
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2013 年 20 巻 4 号 p. 159-165

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抄録

我々の味覚は基本五味として大きく五つに分類されている.味の認識は,口腔内に分布する味蕾器(味蕾)と味物質の接触から始まる.味蕾は味蕾細胞から構成され,味蕾細胞には4つ細胞型が存在し,味物質受容に関する役割が異なっている.イオンチャネルの発現には細胞型依存があり,その結果,活動電位波形が異なる.活動電位波形の細胞型依存は,味情報伝達方式の違いにつながっていることがわかってきた.本稿では,活動電位波形の細胞型依存および味蕾内の小さなネットワークにおける味情報処理について紹介したい.

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© 2013 日本神経回路学会
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