京都大学大学院医学研究科メディカルイノベーションセンター
2016 年 23 巻 1 号 p. 35-40
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我々は，大脳基底核の直接路と間接路のそれぞれに特異的な可逆的神経伝達阻止法を開発し，直接路は報酬行動に，間接路は忌避行動と行動柔軟性にそれぞれ関与していることを示した．腹側被蓋野からのドーパミン入力が側坐核の直接路D1受容体と間接路D2受容体を介してスイッチングを行う，意思決定行動における大脳基底核神経回路の制御機構を概説する．
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