抄録
【目的】末梢静脈カテーテル留置(以下カテーテル)が血管に与える影響について,超音波画像(US)による検討を行った.【方法】対象は大学病院の入院患者で,留置カテーテル抜去前に留置部のUSを撮影した30例である.USは,長軸像と短軸像の動画を撮影し,血管壁肥厚,血栓,皮下脂肪の浮腫の有無,およびカテーテル先端の位置について検討した.【結果】全30例中26例はカテーテル先端が血管内に位置し,4例は評価できなかった.26例のUSは,血栓型8例,血管壁肥厚型2例,血栓および血管壁肥厚の混合型8例の3つに分類できた.残りの8例は血管内腔に異常は認められなかった.【結論】USは,カテーテル留置が血管に与える影響を評価することができ,利用可能な方法と考える.