原子力バックエンド研究
Online ISSN : 2186-7135
Print ISSN : 1884-7579
ISSN-L : 1343-4446
研究論文
地下深部のマグマ・高温流体等の地球物理学的調査技術
-鬼首・鳴子火山地域および紀伊半島南部地域への適用-
浅森 浩一梅田 浩司
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2005 年 11 巻 2 号 p. 147-156

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抄録
 火成活動が地層処分システムに及ぼす影響として, マグマの貫入や熱水対流の発生等が考えられる. そのため, 対象とする地域の地下深部にマグマや高温流体等が存在する可能性をあらかじめ確認しておくことが不可欠であり, そのための調査技術を整備しておくことが重要となる. 本報では, 地下深部のマグマ・高温流体等に関する調査技術として核燃料サイクル開発機構が取り組んでいる地震波トモグラフィー法, 地磁気地電流法を紹介する. また, 鬼首・鳴子火山地域および紀伊半島南部地域における適用事例について述べる.
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© 2005 社団法人日本原子力学会 バックエンド部会
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