原子力バックエンド研究
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研究論文
Ab initio Hartree Fock計算によるウラニルイオンおよびネプツニルイオンの水和構造評価
津島 悟内田 幸宏鈴木 篤之
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1999 年 6 巻 1 号 p. 121-125

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抄録

  Ab initio Hartree Fock理論に基づいた,ウラニルイオンおよびネプツニルイオンの水和構造の評価をおこなった第2水和圏まで考慮した計算を行った結果,UO22+,NpO2+,NpO22+,すべてについて水和数n=5が最も安定であるとの結果を得た.NpO2+についての結果は,第1水和圏のみを考慮した既往の計算結果とは異なるものであった.このことから,アクチニルイオンの水和数や水和構造を評価する際には,第2水和圏も考慮しておこなう必要があることが明らかにされた.また,アクチニルイオンのジオキソ酸素に水素結合している水和水が,アクチニルイオンの電子構造に顕著な影響を及ぼしていることも確認された.

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© 1999 一般社団法人日本原子力学会 バックエンド部会
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