日本臨床皮膚科医会雑誌
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論文
COVID-19ワクチンによる遅延型投与部位反応:COVID arm
松立 吉弘
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2021 年 38 巻 5 号 p. 754-756

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抄録
COVID-19ワクチンによる副反応は様々なものがあるが,遅延型投与部位反応(COVID arm)は十分に認識されていない.COVID-19ワクチンの初回接種後1週間程度で生じるそう痒を伴う紅斑,硬結,圧痛を特徴とし,通常4~5日程度で消退する.2回目の接種でも同程度もしくは軽度の反応がみられることが多く,初回より出現までの期間が短い傾向にある.アナフィラキシーや蕁麻疹などの即時型過敏反応とは異なり,以後のワクチン接種は禁忌ではない.今後の集団接種の拡大に伴い,診察する機会が増えると思われる.本症状を認識しておく必要があると考え,経験した2例を報告する.
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© 2021 日本臨床皮膚科医会
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