日本臨床皮膚科医会雑誌
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論文
日本人尋常性乾癬患者におけるタピナロフクリームの寛解維持効果
~第Ⅲ相臨床試験 事後解析~
五十嵐 敦之, 北島 裕之
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2026 年 43 巻 4 号 p. 528-534

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抄録
背景:日本人尋常性乾癬患者における治療用芳香族炭化水素受容体調節薬タピナロフクリーム(本クリーム)の寛解維持効果を示した報告はない. 目的:本クリームの日本人尋常性乾癬患者におけるPhysician’s Global Assessment(PGA) = 0達成後の寛解維持効果について検討した. 方法:軽症から重症の日本人尋常性乾癬患者を対象とした第Ⅲ相長期投与試験において,PGA = 0を達成した116例の患者を解析対象とした事後解析を行った.評価項目は「PGA ≦ 1維持期間」,「PGA ≦ 1維持期間別の患者背景」,「PGA = 0達成後の薬剤塗布休止症例のPGA = 0維持期間」とした. 結果:PGA = 0となった時点からPGA ≦ 1の維持期間の中央値は156.5 日であり,平均値は145.9 日であった.PGA ≦ 1の維持期間の中央値(156.5 日)で分けた患者背景に両群に大きな違いはなかった. 「PGA = 0達成後薬剤塗布休止群」のPGA = 0維持期間の中央値は61.0 日,平均値は83.4 日であった. 結論:日本人尋常性乾癬患者を対象とした治験事後解析により,本クリームは尋常性乾癬の寛解維持効果が期待できる薬剤であることが示された.
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