運動器理学療法学
Online ISSN : 2436-8075
その他
本邦運動器理学療法分野の症例報告における報告の完全性:CARE声明を用いた調査
浦田 龍之介, 伊藤 将円, 鈴木 皓大, 伊藤 梨也花, 伊藤 晃洋, 飯島 進乃, 屋嘉比 章紘, 鈴木 彬文, 髙橋 大翔, 遠田 海佳, 井川 達也
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2025 年 4 巻 2 号 p. 93-100

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抄録

【目的】本邦運動器理学療法の症例報告における報告の完全性について,CAse REport guidelines(以下,CARE声明)を用いて調査すること。【方法】2019年に掲載された本邦理学療法に関する症例報告を対象とした。対象を運動器分野とそれ以外に分け,CARE声明の項目毎にチェックリストを準拠した文献の割合を算出し,比較した。統計解析にはFisher’s exact testを使用した(有意水準5%)。【結果】256件の対象のうち,運動器分野は111件(43.4%)であった。このうち,「項目7 本症例のケアに関する,過去から現在までの情報をタイムラインとして整理」と「項目10d 有害事象や予期せぬ事象」,「項目11a 本症例に関連する強みと限界」の準拠割合は,半数未満であり,他の分野よりも統計学的有意に低かった。【結論】運動器理学療法の症例報告は,特に「タイムライン」と「フォローアップとアウトカム」,「考察」に関する情報が欠如していることが明らかとなった。

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© 日本運動器理学療法学会
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