【⽬的】⽔平内転⾓の違いがProne Shoulder External Rotation(以下,PSER)中の肩関節外旋筋の筋活動に与える影響を明らかにすること。【⽅法】対象は健常男性12 名とした。運動課題は肩90° 外転位においての90° 外旋位保持とした。PSER 中の筋活動は棘下筋,⼩円筋,三⾓筋後部線維を計測した。PSER の条件は⽔平内転0°,15°,30° とした。PSER の3 条件間の筋活動を⽐較した。【結果】棘下筋と⼩円筋の筋活動は条件間に有意な差は認められなかった。⽔平内転30° のPSER における三⾓筋後部線維の筋活動は,0° よりも有意に低下した(p = 0.003, d = 0.95)。【結論】⽔平内転30° のPSER は棘下筋と⼩円筋の筋活動を低下させずに,三⾓筋後部線維の筋活動を抑制させることが明らかになった。
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