歯科基礎医学会雑誌
Print ISSN : 0385-0137
ハコネサンショウウオ舌腺終末部の腺細胞の形態について
60期と70期の比較
佐藤 巌小林 眞一佐藤 亨南雲 祐司村木 毅
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1983 年 25 巻 4 号 p. 1024-1043

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抄録

大唾液腺を欠く両生類では舌腺の発達が良好である。特に変態前後において両生類有尾目舌の腺房細胞にやや変化が認められた。
鰓を有する60期では分泌果粒がやや均一なA型と芯をもつB型に分類されたが,鯉の消失する70期ではA型のみで電子密度の低いものI型と,やや高いものII型に分類された。
基底細胞は60期では多く認められるが, 70期では殆ど認められない。筋上皮細胞は70期が60期よりもmyobundleの発達が良好であった。

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