日本視能訓練士協会誌
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眼科医療と視能訓練士:その将来像
三島 濟一
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1994 年 22 巻 p. 21-24

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抄録

1950年以降,医療の内容の高度化と共に,種々の専門職種の協力によるチーム医療が重要となった.従って各種の医療協力部門が制度化され,病院中央診療部が発達した.眼科では,昭和46年視能訓練士法ができたが,より広い能力をもった眼科専門の医療協力技術者が必要になったので,今年,視能訓練士法が改正された.今後眼科医と視能訓練士が眼科の診断,治療,眼病予防,リハビリテーション,眼の健康増進などの諸分野でチームとして活動することが,要求される.その例として母子保健,学校保健,労働安全,成人病予防,リハビリテーションなどの具体的な活動とそれに必要な知識について総説した.なお,十分業務を遂行するために視能訓練士の生涯教育を充実する必要がある.

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