労働安全衛生研究
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経済協力開発機構GLPにおける査察官養成制度及び査察当局への査察現地評価制度について
小林 健一 大谷 勝己
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論文ID: JOSH-2023-0019-SHI

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抄録

経済協力開発機構(Organization for Economic Co-operation and Development, OECD)は国際的な化学物質管理にあたって,優良試験所基準(Good laboratory practice, GLP)やデータの相互受入(Mutual acceptance of data, MAD)システムを導入している.このシステムの導入により,試験内容の重複,試験に供される実験動物の削減及び貿易上の非関税障壁を回避するための化学物質リスクに関する情報収集および評価のフレームワークの開発を推し進めている.本稿ではそれらに関連して,OECDが行う化学物質管理の査察当局への査察現地評価(On-site evaluation visit, OSEV)制度の成り立ち,GLP査察官のためのトレーニングコース(OECD training course for GLP inspectors)及びメンバーとして参加したWorkplace chemicalsに関するOSEVに至る概要を述べる.

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