2024 年 16 巻 2 号 p. 20-27
近年、ワークプレイスはwell-beingを実現する場として注目が集まっており、チーム内で感情を共有することがwell-beingの向上につながる可能性がある。働く場における感情や価値観を引き出しやすくすることを目的として前稿1) で開発した『感情マップ』を用い、本稿ではワークショップの設計と効果検証を行った。まず、「感情共有ワーク」でワーカーの経験から感情や価値観を引き出し、チームで共有した。その上で空間作りを検討する「家具選びワーク」を行い、感情共有がプログラミング上での空間検討にどのような影響を与えるのかを比較実験で検証した。その結果、選ばれた家具に大きな差異は無かったが、感情共有をすることでチーム内の合意形成の向上などコミュニケーションの過程に良い影響が見られた。