2014 年 6 巻 2 号 p. 37-43
本稿は、日本において一般開放されたものづくり共同利用施設が関連施設と比較してどのような特徴を持つのか、また運営者および利用者は施設にどのような意識を抱いているのかを把握し、日本における施設の利用価値と課題を明らかにすることを目的としたものである。
今日の一般解放されたものづくり共同利用施設は、利用者・運営者双方の個人的関心が交わる開かれた場となっており、「ものをつくる」という共通の行為を通して交流やアイデアが育まれうることがうかがえる。しかし日本においてそうした施設の意義は、海外と比較するとまだ認知されておらず、また、ものづくり教室などと比較しても利用者や運営資金を十分に確保できていない点など具体的な課題も懸念される。