2014 年 6 巻 2 号 p. 44-50
本稿では、オフィス執務室内の専有部に喫煙室が存在する環境を「分煙環境」と呼ぶこととした。この分煙環境については、法令遵守(健康増進法)、設備コストの低減欲求、スペース見直しなどもあり、オフィス専有部から削減を検討する事例も少なくない。そこで本稿では、分煙環境を設定し、そのワーカーの行動実態をウェアラブルセンサーによる科学的調査によって明らかにし、その空間環境の利用状況の考察を行った。その結果、分煙環境はワーカーのコミュニケーションに効果をもたらすことが分かった。