2020 年 40 巻 2 号 p. 120-123
加齢に伴い運動器,循環器,呼吸器など身体の諸器官に質的な低下や量的な減少が生じるが,スポーツ活動・身体運動活動によって諸機能がより良い状態で年齢推移する.定期的な身体活動や運動によって心臓・血管系,呼吸器系の機能が改善,生活習慣病の罹患率が減少,不安やうつが改善,運動機能が向上する.また高齢者になってから身体活動量を増やしても寿命延伸の効果が期待できることが示唆された.特に高齢者に対しては科学的根拠に基づいた健康寿命延伸に必要な基準やプログラムを提供し,不適切・過剰なスポーツ・運動のリスクを回避することが必要である.生涯にわたるスポーツ活動・身体運動活動が健康づくりへ寄与することが期待される.