2020 年 40 巻 2 号 p. 124-130
高齢者のスポーツ活動とロコモ度との関連を調べるため,ロコモフレイル外来受診者349名(男性113名,女性236名,平均年齢76.9歳)を対象に,Beckの運動活動量調査票での,活動の有無,1週間の活動時間,運動の数,運動の強度によるロコモ度の違いを検討した.運動習慣がある群,1週間に行なう時間が長く,行なう運動が2種類である場合にロコモの程度が軽い傾向を認め,運動習慣の有無は男性で,運動時間の長さは女性でよりロコモ度に影響する傾向であり,年代が上がるほどロコモ度2の割合が高くなるも,75歳以上の運動あり群は65歳以下の運動なし群と同じ程度で,後期高齢者でも運動でロコモ度を低く保てると示唆された.