2020 年 40 巻 2 号 p. 174-179
骨髄浮腫を伴う腰椎分離症は癒合が期待できるため保存治療の適応となる.本院を受診した腰椎分離症患者のうち初診時に骨髄浮腫を伴っていた症例を抽出し,その特徴を調査した.初診時のMRIのSTIR像で骨髄浮腫を認めた新鮮群(F群),偽関節群(P群)と混在群(FP群)に分類した.3群を比較しF群は有意に平均年齢が低く(F群14.1歳,P群15.7歳,FP群15歳),また片側病変の占める割合が多かった.骨髄浮腫を伴う腰椎分離症患者の特徴は年齢が低く,片側分離の可能性が高い.言い換えれば若年の腰椎分離症患者は保存的に癒合が得られる分離である可能性が高いため,積極的に早期MRI撮像を提案すべきと考える.