2020 年 40 巻 3 号 p. 275-278
目的:成長期野球選手の上腕骨内側上顆を超音波装置で撮像し,その形態学的評価の検者間,検者内信頼性およびその評価法について検討した.
対象と方法:小中学生野球選手50名の上腕骨内側上顆を超音波検査した.まず内側側副靱帯前斜走線維の長軸像で評価した.次に長軸像,短軸像で評価した.信頼性をκ係数で算出し,評価方法を比較検討した.
結果:長軸像による評価では検者間信頼性は0.217~0.486,検者内信頼性は0.475であったが,長軸像,短軸像による評価ではそれぞれ0.630~0.846,0.843であった.
まとめ:長軸像だけでなく短軸像も描出することにより検者間,検者内信頼性が高くなることが示唆された.