日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
 
大腿骨滑車溝の形態評価におけるMRIと単純X線像の関係
有馬 佑中瀬 順介下﨑 研吾浅井 一希豊岡 加朱土屋 弘行
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キーワード: 大腿骨滑車溝, MRI, 単純X線像
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2020 年 40 巻 3 号 p. 271-274

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抄録

大腿骨滑車溝の形態評価はsulcus angle,trochlear depthを始めとした単純X線像での評価が一般的である.しかし,単純X線像は軟骨を含んだ評価ができていないことから,滑車形態の正確な評価をするには限界がある.本研究の目的は,MRIで計測した軟骨性の滑車形態と単純X線像で計測した骨性の滑車形態に相関があるかを検討することである.方法は,MRI T2強調像水平断で軟骨性のsulcus angle,trochlear depth,単純X線軸位像で骨性sulcus angle,側面像で骨性trochlear depthを計測し,単純X線像での計測値とMRIでの計測値をそれぞれ比較検討した.また,MRIにおける軟骨性のsulcus angleと骨性のsulcus angleとの計測値も比較検討した.sulcus angle,trochlear depthともに単純X線像とMRIの計測値の間に相関関係を認めた(sulcus angle : r=0.6,trochlear depth : r=0.6).また,MRIにおける軟骨性のsulcus angleと骨性sulcus angleの間にも相関関係を認めた(r=0.7).しかし,いずれもMRIによる軟骨性の計測値と単純X線像による骨性の計測値に有意差を認めた.

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© 2020 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
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