2021 年 41 巻 1 号 p. 7-11
目的:成長期野球選手を対象とし,腰痛と身体特性,下肢柔軟性を含む股関節可動域の関連性について調査した.
方法:対象は中学硬式野球選手102名とした.評価項目は身体特性としてBMI,股関節可動域(屈曲,伸展,内旋,外旋,腹臥位内外旋),下肢柔軟性(SLR,HBD)を投球側,ステップ側に分け計測した.統計解析は多重ロジスティック回帰分析を用い,解析した.
結果:102名中腰痛群16名(15.7%)非腰痛群86名(84.3%)であった.内旋(ステップ側),HBD(ステップ側),BMIが有意な因子として選択された(p<0.05).
結論:成長期野球選手の腰痛は,ステップ脚の股関節内旋制限および大腿四頭筋柔軟性低下,過体重と関連することが示唆された.