2022 年 42 巻 2 号 p. 95-99
大腿骨遠位骨端線損傷は比較的まれな外傷である.サッカープレー中に受傷した大腿骨遠位骨端線損傷の一例を経験したので報告する.症例:13歳男性.サッカーの試合中に受傷した.右膝近位に変形を認め単純X線像で右大腿骨顆上骨折,Salter-Harris分類2型の遠位骨端線損傷を認めた.膝関節を跨いで創外固定を行い,キルシュナー鋼線と中空スクリューで骨折部を内固定した.術後6週後に創外固定器とキルシュナー鋼線を抜去し,受傷後6ヵ月でサッカーに復帰した.術後1年で明らかな成長障害は認めていない.