2023 年 43 巻 2 号 p. 49-55
目的:スポーツ特性に応じて通常とは異なる適応や術式で膝周囲骨切り術を行った症例を紹介する.
症例:1)ホッケーの深屈曲位での走行を参考に高位脛骨骨切り術を行った例.2)屈曲拘縮を伴う外反変形膝にテニス中の屈曲位を想定して大腿骨内反骨切りを行った例.3)下腿外旋大腿外反変形膝にスキー中の回旋を参考に下腿外反内旋大腿骨内反骨切りを施行した例.4)水上スキー選手における不安定性を伴う後十字靱帯再断裂後関節症に,プレー中の肢位での四頭筋緊張を考慮して靱帯再建を行わずに高位脛骨骨切り術を行った例.
結果:全例が目標とするレベルのスポーツ復帰を果たした.
結論:競技特性に応じた膝周囲骨切り術はスポーツ復帰の手段となり得る.