2023 年 43 巻 3 号 p. 98-104
東京2020野球競技の選手用医療は,選手約144名,スタッフ約200名,大会役員約120名が対象で,医師22名,理学療法士51名,アスレティックトレーナー6名が,2交代制で練習・試合会場医療を担った.救急搬送のレベルアップと提供する医療水準の保持のため毎回訓練した.重症例はなく,選手144名中6名で4.2%の医療提供を行った.侍ジャパンの医療サポートは,大会期間中医師1名,公式トレーナー4名で行った.感染症と熱中症対策,コンディショニングに細心の注意を払った.感染者,熱中症患者,重症疾病・外傷は認めなかった.2つのチームは,全員共通の目標に向かって集結し役割を全うし最高の結果を得ることができた.