理学療法科学
Online ISSN : 2434-2807
Print ISSN : 1341-1667
原著
足関節捻挫における外果骨損傷の有病率と治癒過程に関する研究
— 一整形外科における後方視的調査—
髙橋 真岩本 浩二水上 昌文井波 博桑水流 学宮田 賢児山口 勝也嶽本 伸敏井河 武宮内 幸男
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2018 年 33 巻 1 号 p. 155-158

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抄録
〔目的〕本研究の目的は足関節捻挫(捻挫)における外果骨損傷の有病率と治癒過程を明らかにすること.〔対象と方法〕対象は2015年1月から2017年1月に受診した捻挫患者の37例とし,骨損傷(14例)と靭帯損傷(23例)に分類した.〔結果〕骨損傷の有病率は38%,年齢は47.4歳,安静期間は49.1日,完治期間は102.7日,スポーツ受傷は14例中3例であった.年齢は骨損傷が靭帯損傷と比較して高値を示した.骨損傷はスポーツ動作での受傷が少なかった.〔結語〕骨損傷は捻挫の約4割に認め,年齢が高く,スポーツ動作での受傷が少なかったため,日常生活動作へのアプローチが必要と示唆された.骨損傷は完治期間が約3ヵ月であり,靭帯損傷との有意差がなかったことから,約7週の安静期間は損傷部位の治癒に重要と考察された.
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© 2018 by the Society of Physical Therapy Science
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