目標設定理論に基づき身体障害者や高齢者,健常者を対象としたリハビリの目標設定後の身体活動や健康行動に影響を及ぼす要因を探索的に整理するために文献レビューを実施した.PubMed,CINAHL,医学中央雑誌で検索された論文8編の記述に対し,演繹かつ帰納的アプローチを用いてカテゴリに整理した.結果,目標設定理論で説明される多様な要因に加えて,動的で多段階のアプローチ,柔軟に変化する目標と行動計画,リハビリプロセス全体を通じた話し合いに関するカテゴリが作成された.これらの要因をプログラムに含めることで,身体障害者や高齢者,健常者を対象としたリハビリ領域でも彼らの身体活動や健康行動を促進できる可能性が再認できた.