【目的】重症心身障害(以下,SMID)者におけるベッド頭部(以下,HOB)挙上姿勢の影響を明らかにするために,健常成人(以下,TD)との比較による体圧と心拍変動(以下,HRV)を分析した.【方法】両群の各23名を対象に,背臥位と45°HOB挙上位の体圧とHRVを測定し,整列ランク変換後に二元配置分散分析を行った.【結果】両群でHOB挙上による殿部の高圧領域は拡大した.SMID群は頭部・背部の圧比率が高く,脚部で低い傾向を示した.HRV解析は有意差がなかった.【結論】体部位別の体圧評価によりSMID者の姿勢特徴が示され,適切な姿勢調整によりHOB挙上姿勢の導入が有用である可能性が示唆された.