抄録
我が国の都市整備事業制度は非常に複雑であり多数の事業手法が存在する. われわれは, その選定を容易にするための都市整備事業選定支援システムを開発しつっあり, パイロットシステムを1997年の国際コンピュータの都市計画への応用国際会議で発表した. 本報告は, その後のシステムの発展の成果について述べる. 専門家たちとの討議にもとづき, 開発の目標を実務経験の乏しい都市計画実務者の支援, 研修その他に設定し, 推論システムの改善, ビジュアルな方法による理解のしやすさ, 説明機能の充実等の改善を図った.