抄録
地下水揚水に伴う地盤沈下現象は、様々な規制に伴い沈静化する傾向にあるが、現在でも慢性的な地盤沈下現象が見受けられる地域は多くある。現象が起こる主要因は地下水揚水であり、継続的な揚水が行われた場合には社会基盤施設の機能低下や洪水の危険性が増大することが懸念されている。このため、沈下予測量に基づき、影響を受ける地域を把握し、諸対応策を策定してゆくことが重要となる。本研究では、地盤沈下現象に対する対応策策定の支援を念頭に置き、地理情報システムを用いた社会基盤被害想定マップの構築方法について検討するとともに、関東平野北部における沈下予測量と社会基盤分布との関係について分析を進めた.