2004 年 13 巻 p. 109-116
阪神・淡路大震災を契機として, 地震被害や地域防災計画に関する問題点や課題が整理されており, 地震防災という観点でのソフト的な防災技術や情報の重要性が認識されている. 本研究では, 震災時における早期被害推定結果をもとにした迅速かつ的確な応急対策を実施するための支援システムのあり方と物資輸送オペレーションについて, 情報活用の方法論を提起するとともに, 発災直後の混乱期における飲食料供給を補完する役割としてのコンビニエンスストアの活用可能性について検討を行ったものである.