都市計画論文集
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北京と東京における商業地区の歩行者優先整備に関する考察
歩行者優先整備手法及びその効果と街路の物的要素の関係について
胡 宝哲西村 幸夫渡辺 定夫
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ジャーナル オープンアクセス

1993 年 28 巻 p. 733-738

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抄録

本論文では、北京と東京における商業地区の歩行者優先整備の事例調査をもとに、以下に示す三つの内容について考察を行っている: 1)北京と東京の商業地区における歩行者優先整備の分類、及び二大都市における歩行者優先商店街の比較 2)商業地区とその周辺の物的要素に適合した歩行者優先整備手法と整備内容の検討 3)歩行者優先整備の環境的、社会的、経済的な効果の検討、及び商業地区の物的要素との関係。これらの研究をもとに、特に北京の商業地区における環境整備について、今後の整備課題を明らかにする。本研究は歩行者に配慮した空間を創出する際に有意義であると考えられる。

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© 日本都市計画学会
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