抄録
本研究は、史実に基づき天守閣を復元した白河市白河城(別名小峰城、以後白河城を用いる)を対象に、城郭と都市の関係性を示す指標である城郭景観の視距離に着目し、ヘドニック・アプローチを用いて天守閣復元を伴う城郭の景観整備効果を推定し、城郭の景観整備が地価に与える影響を明らかにした。 その結果、天守閣から 500mの範囲にある近距離景領域における城郭の価値が平均3,321(円/m2)と計測された。また、500m~1,600mの範囲にある中距離景観領域における城郭の価値が平均値1,583(円/m2)と計測された。