都市計画論文集
Online ISSN : 2185-0593
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公共空間の屋台政策に関する研究
福岡市と呉市を事例に
渡辺 直
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2005 年 40.3 巻 p. 391-396

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抄録
本研究は、 1990年代半ば以降、公共空間上の屋台営業に対して施策整備に取り組んだ2市、福岡市ならびに呉市の屋台政策を、対象事例として取り上げ、公共空間利用の可能性を探る視点から、屋台政策の背景および方針、ならびに実現された施策内容について比較・分析を行った。両市の屋台政策比較からは、公共空間利用を図る上で、1)ルールと利用許可をセットで制度整備することの有効性、2)特例化するのではなく、利用機会が公平に用意される制度の必要性、3)「組合」のような受け皿的機能・組織の必要性、の3点が抽出できた。
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© 2005 公益社団法人 日本都市計画学会
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