都市計画論文集
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四都市における阿波踊りの比較から見た空間利用と運営方法の特徴と課題
徳島、高円寺、南越谷、大和をケーススタディとして
藍谷 鋼一郎有馬 隆文高山 達也松山 加菜古
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2012 年 47 巻 3 号 p. 589-594

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抄録

阿波踊りは、もともとは徳島に伝わる盆踊りであったが、今では徳島市から徳島県全域に広がるだけでなく、関東圏を中心に商店街の振興イベントや町おこしの起爆剤として全国的に拡がっている。祭りは一時的な賑わいを生み出し、都市の重要な要素となっている。徳島市においては開催期間の4日間に、延べ130万人もの来訪者があるという。来訪者の数においては本場徳島を凌ぐ勢いのものが関東の三都市における阿波踊り、高円寺阿波踊り、南越谷阿波踊り、神奈川大和阿波踊りである。本研究では、四都市における阿波踊りの運営組織や運営方法を比較分析し、それぞれの運営方法と祭りの空間特性や持続性について明らかにし、継続的なイベントとして成功させる知見を見いだす。

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© 2012 公益社団法人 日本都市計画学会
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