都市計画論文集
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東京圏における世帯減少地区の分布と市街地特性に関する研究
三宅 亮太朗小泉 秀樹大方 潤一郎
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2014 年 49 巻 3 号 p. 1029-1034

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抄録
本研究では東京圏における世帯減少の全体像を把握するため、世帯数減少地区と市街地特性との関係について分析を行った。国勢調査の小地域集計の単位を用い、東京都心からの距離・最寄駅からの距離・開発年代・地形・戸建率・市街地の状況について分析を行った。結果として、世帯減少地区は東京都心から50kmより遠い地区では、世帯数が減少している地区の割合が高く、市街化時期の古い既成市街地・鉄道駅に近い地域において世帯減少地区が多い傾向がある。一方で、東京都心から50km以内の範囲では、世帯数が減少している地区の割合が相対的に低く、鉄道駅から遠い地域で世帯減少地区が多い傾向がある。また、東京都心から30kmから50km以内の場所においては、郊外戸建住宅地である地区が多い傾向がある。
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© 2014 公益社団法人 日本都市計画学会
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