都市計画論文集
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階層的な拠点の最適空間配置の研究
交通ネットワークとの同時最適化モデルによる検討
須ヶ間 淳奥村 誠
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 57 巻 3 号 p. 1202-1209

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抄録

人口減少が進む中,拠点の集約や交通ネットワークの再編に注目が集まっている.本研究ではコンパクト・プラス・ネットワークを念頭に置いた2階層の包含階層構造を持つ拠点を考え,両拠点とネットワークの運営費用及び拠点への移動費用を同時に最小化する数理モデルを構築する.近年,ビデオ通話等の普及を受け,上位の拠点に赴かなくとも居住地近隣の下位拠点で高次のサービスを受けられるようになると考えられる.そこで,構築したモデルを用いて需要規模が減少した場合及び下位拠点の需要捕捉率が上昇した場合の最適な拠点配置とネットワーク構造を計算し,今後の社会的変化に合わせて拠点配置とネットワーク構造を適切に変更させることが重要であることを明らかにした.

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© (c) 日本都市計画学会
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